アクリルプレートやキーホルダー、看板など、最近はアクリル製品へのフルカラー印刷が注目されています。その中でも特に人気なのが「UV印刷」です。
この記事では、アクリル素材に特化して、UV印刷の仕組みや特徴、メリット・デメリット、用途事例などをわかりやすく紹介します!
UV印刷とは?アクリルと相性が良い理由
UV印刷とは、紫外線(UV光)を当ててインクを瞬時に硬化させる印刷技術のことです。紙のように凹凸のある素材ではなく、アクリルのようなインクを吸収しないツルツルした素材にもきれいに印刷できるのが大きな特徴です。
・アクリルのようなツルツルの素材には硬化型インクが相性が良い
・裏面印刷や白押さえで透明素材でも発色が鮮やか
・カット加工と合わせてオリジナルグッズが自由に作れる
フルカラー対応で写真やイラストも鮮やかに

UV印刷は解像度が高く、細かいデザインやグラデーションもきれいに出せます。複雑な色彩や陰影を表現したいロゴ・写真・イラスト入りのアクリルグッズでも、思い通りの仕上がりになります。透明度の高いアクリルだからこそ、裏面印刷を施すことで立体感のある表現も可能です。
インクがすぐに固まるからにじまない
UV印刷は瞬時にインクを固めるので、にじみやズレが起きにくく、製品の品質が安定するのも嬉しいポイントです。大量にグッズを作ってもインクがにじんでいる製品が発生しにくいので、安定した品質で製作することができます。
白インクで透明アクリルでも鮮やかに印刷できる
透明なアクリル板に印刷する場合は、白インクを使って下地を作る「白押さえ印刷」を行います。これにより、背景が透けずに鮮やかな発色が得られます。

ただし、白押さえ印刷なしで透明感がある仕上がりのほうがデザイン的に好みだという場合は、白押さえ印刷なしでの仕上げももちろん可能です。
アクリルへのUV印刷はどんな商品に使われている?
アクリルへのUV印刷は、その発色の良さと自由度の高さから、幅広い商品・用途に活用されています。
- オリジナルアクリルキーホルダー・スタンド
- 店舗やオフィスのネームプレート
- 展示会・イベント用の什器やPOP
- アクリル看板・表札・案内板
- 結婚式のウェルカムボードや記念品
実用性、デザイン性、耐久性を兼ね備えたアクリルへのUV印刷は、アクリルの透明度や高級感をさらに引き立ててくれます。
アクリルサインプレート



アクリルフォトパネル・写真立て


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アクリルへのUV印刷とその他の印刷方法の比較
アクリル素材に印刷する際には、いくつかの方法があります。それぞれの特徴や用途を理解することで、目的に合わせて最適な手法を選ぶことができます。
印刷方法 | 特徴 | 色表現 | 小ロット対応 | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
UV印刷 | 紫外線でインクを硬化。フルカラー対応。 | ◎ | ◎ | 中~高 |
溶剤インクジェット印刷 (シート貼り) | 印刷したシートを貼りつける。曲面にも対応。 | 〇 | ◎ | 中 |
レーザー彫刻 (エッチング) | レーザーで彫る。色の表現は不可。 | × | ◎ | 中 |
シルクスクリーン印刷 | 1色ずつ版を作る。単色印刷向き。 | ◎ | △ (版代がかかるので大量印刷向き) | 低~中 |
UV印刷

UV印刷は、フルカラーに対応しており、透明アクリルへの裏面印刷と白押さえによて立体感のある表現が可能です。アクリルの透明度を活かして高級感を演出できる印刷方法であり、サインプレートやフォトパネル、キーホルダーやアクリルスタンドに採用されることが多いです。
ライトビコーでは、サインプレートはもちろん、小型のキーホルダーやアクリルスタンドなどのグッズにも小ロットから対応しております。

アクリルにUV印刷を施したオリジナルのキーホルダーやアクリルスタンドの製作を1つから販売しています。
記念日の贈り物や子供やペットとの思い出をキーホルダーにして残してみませんか!
溶剤インクジェット印刷

溶剤インクジェット印刷は、インクジェット印刷を施したシートをアクリルに貼り付ける手法で、曲面など湾曲したアクリルにも対応することができます。大型の素材にも対応することができ、価格も安価なのに高級感がでるので、看板や表札に採用されることが多いです。
ライトビコーではシートの種類も豊富にご用意しておりますので、イメージに合わせて製作することができます。
レーザー彫刻
レーザー彫刻は、エッチングとも呼ばれ、印刷をするのではなくアクリル素材にレーザーでデザインを彫る手法です。色の表現はできませんが、高級感があり、社名プレートや記念品、カウンター表札などに採用されることが多いです。
また、UV印刷と組み合わせることで、カラー+彫刻の表現も可能です。


シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷は、一色ごとに版を作ってインクを素材に転写する手法です。印刷コストは安いですが、一色ごとに版を製作する必要がありますので、小ロットだと逆に割高になってしまうことがあります。大型のサインや、ロゴなどを単色で大量に印刷する場合に向いています。
アクリル×UV印刷で広がる表現の可能性
アクリル素材へのUV印刷は、高級感のある仕上がりと高い耐久性を兼ね備えた印刷方法です。オリジナルグッズや店舗用サインなど、小ロットから量産まで対応可能なので、個人・法人問わず幅広く利用されています。
多色・高精細・小ロット対応といった条件を満たすのはUV印刷と溶剤インクジェット印刷です。もちろん、シルク印刷やレーザー彫刻が適しているケースもありますが、見た目の美しさや高級感を重視するならUV印刷がベストチョイスと言えるでしょう。
「アクリルに直接フルカラーで印刷したい」「オリジナル感のある製品を作りたい」と考えている方は、ぜひお気軽にライトビコーまでご相談ください!