私たちが日常生活で目にする「トイレ」や「非常口」、「車椅子マーク」などのマークには「ピクトグラム」と呼ばれる視覚的サインが使われることが多いです。
この記事では、ピクトグラムとはそもそも何なのか?そして現代ではどのように使われているのか?その歴史から最新の活用例、そして施設への「ピクトサイン」導入の重要性までをわかりやすくご紹介します!
ピクトグラムとは?
ピクトグラムとは、「絵文字」や「絵記号」とも呼ばれ、言語に依存せずに情報を伝える視覚記号のことです。人や物、行動などを簡略化したイラストで表し、直感的に意味が理解できることが最大の特徴です。




ピクトグラムの歴史
ピクトグラムの起源は、1920年代にオーストリアの教育者・哲学者であるオットー・ノイラートによって考案され、イラストレーターのゲルト・アルンツによってデザインされた「アイソタイプ」です。
もともとは文字の読めない児童に向けて開発されましたが、使用する言語に関係なく直感的に情報伝達できるという利点から、オリンピックなどさまざまな国籍の人が集まる場所で使用され、やがて公共機関などでも使われるようになりました。
ピクトグラムはどこにある?
ピクトグラムは今では町中の至るところで活用されています。
活用場所 | 使用シーン | ピクトグラムの例 |
---|---|---|
駅・空港 | トイレ、出入口、喫煙・禁煙、手荷物検査 | ![]() ![]() |
公共施設・商業施設 | AED、エレベーター、授乳室、バリアフリー | ![]() ![]() |
学校・病院 | 非常口、消火器、非常ベル、防災用品 | ![]() ![]() |
工事現場・職場 | 注意喚起、標識、危険物 | ![]() ![]() |
また、2020年(2021年)の東京オリンピックでは、開会式でピクトグラムを使ったパフォーマンスが話題になりましたね!
ピクトグラムの役割と必要性
ピクトグラムが果たす最大の役割は、「誰にでもわかる」ということです。
- 言葉が分からない外国人観光客
- 読み書きのできない人
- 聴覚障害者や知的障害者
など、文字だけの案内では伝わらない人々にでも、視覚的に直感的に理解できる機能があります。
日本国内では、現在外国人観光客の数も外国人労働者の数もどんどん増えてきていますので、外国人が来店したり働いている飲食店や施設、工場にはますますピクトサインの導入が必要になってきます。




ピクトグラムを活かした「ピクトサイン」の導入を
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